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「×」 橋下と安倍は、憲法についてきちんと勉強し直しなさい。

「×」 改憲、夏の参院選争点 首相意欲、橋下代表が呼応

産経新聞 4月10日(水)7時55分配信

 夏の参院選の焦点になってきたのが憲法改正だ。憲法改正に意欲をみせる安倍首相は9日の衆院予算委員会で、改憲の発議要件を定めた96条の緩和実現への決意を重ねて表明、日本維新の会の橋下徹共同代表(大阪市長)も首相に呼応し、自民、維新両党の緊密ぶりが改めて鮮明になった。一方、連立政権を組む公明党の山口那津男代表は96条改正が参院選の争点にならないと強調した。

 「まずは96条改正だ。それで国民の手で新しい憲法を作ることが可能になる」

 首相は9日の衆院予算委でこう強調した。参院選での争点化は明言しなかったが、「3分の1をちょっと超える国会議員が反対すれば改正できないのはおかしいと考える方が常識だ」とも述べた。

 維新は9日、上京した橋下氏や松井一郎幹事長(大阪府知事)も初めて参加して国会内で党憲法調査会を開催した。橋下氏は「参院選で憲法改正を争点化したい」と訴えた。


安倍と橋下が、憲法96条の改悪で意気投合したようだが認識不足も甚だしい。

改憲派を公言している小林節慶大教授も、96条改正先行論は愚かで危険と言っている。

一部を紹介すると、

「日本国憲法は、彼らが主張するように特に改憲が困難な手続を定めたものではない。改憲発議にはまず両院の3分の2以上の賛成が必要であることは、先進国で普通である。その上で、米国では全州の4分の3以上の賛成が必要で、これはわが国以上に困難な条件である。それでも、彼国では、建国以来、30回弱の改正が行われている。」

「憲法は、主権者・国民大衆の最高意思として、権力者たちを縛る法で、それだけに、政界における相対的多数によって容易に改正されてはならないように、あえて硬性に作るものである。

 その憲法の拘束を受ける政治家(権力者)たちが、憲法から自由になろうとして改憲発議の条件を軽減しようとするなどということは、立憲主義の否定であり、国民主権に対する反逆に等しい。」

「主権者国民大衆が権力者たちを管理する道具である憲法の枠組みを緩めることだけを主張して、その後に、その緩んだ拘束の下で権力者たちが何をしたいのかを率直に語らないことは、現在の権力担当者による国民の権力の私物化以外の何ものでもない。

 人類の歴史に対する冒涜(ぼうとく)ではないか?」


安倍と橋下は小林教授に教えを請うて憲法を勉強し直し、96条改憲の愚かさを自覚して、考えを改めなければならない。

なお、リンク先のコラムは1週間で内容が更新されるので、早めにお読みください。

   
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