麻生の「義理と人情」

【怒】 ◇ジャーナリスト、上杉隆さんの話

 麻生首相が好きな映画「花と龍」の世界に代表されるような義理と人情を重んじた内閣だ。例えば、鴻池内閣官房副長官は、30年ほど前に麻生首相が 日本青年会議所の会頭選挙に出た時からの腹心だし、鳩山総務相、森法相、松本内閣官房副長官らは2年前の総裁選から麻生首相を推した。彼らの処遇の仕方に 麻生カラーが出ている。しかし、国民の方を向いてはいない。麻生首相は日米同盟を重視しており、来年1月に期限切れになる新テロ特措法の延長が使命だ。大 方の見方と違い、解散は来年初めだろう。



毎日新聞 2008年9月25日 東京朝刊



麻生内閣が発足し、色々な人がコメントしているが、この上杉氏の話が目に止まった。

麻生氏が「花と龍」が好きだとは知らなかったが、調べてみるとカラオケでも「花と龍」を好んで歌うらしい。

しかし、ただの論功行賞人事を、「義理と人情を重んじた」とは、ちょっと持ち上げすぎではないだろうか。


そして「花と龍」で思い出すのは、モデルの玉井金五郎の孫である、ペシャワール会の中村哲医師である。

周知のとおり、中村氏はアフガニスタンで医療活動や井戸を掘る活動などで、現地の人たちを支援している。

これこそが「花と龍」の精神を受け継ぐ、究極の「義理と人情」だろう。



そしてその活動をおびやかしているのが、米軍を中心とするアフガニスタンでのテロ掃討作戦であり、テロ特措法に基づいてそれを支援する日本のインド洋での給油活動だ。

先日もペシャワール会の伊藤さんが銃撃されて亡くなったが、日本がアメリカの支援をしていることで現地での対日感情が悪化した事が、その大きな要因だ。



身内を贔屓することと、困っている人を親身になって助ける事と、どちらが本当の「義理と人情」なのだろうか。

麻生氏が本当に「花と龍」の世界のような義理と人情を重んじるというのなら、中村氏のアフガニスタンでの活動を阻害する新特措法の延長を放棄すべきではないのだろうか。



解散を来年初めまで持ち越すなどとんでもない。

一刻も早く、民意を問わねばならない。

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